色々な薬とグラス

バイアグラは1998(平成10)年にアメリカで発売された医薬品で、日本では1999(平成11)年1月に製造・販売が承認されて、同年3月から販売が開始されました。
よって、バイアグラは日本国内で手に入れることができます。
ただし、市販は行われていないので手に入れる際には注意が必要です。

バイアグラの市販が行われていない理由は、この医薬品が処方せん医薬品とされているからです。
処方せん医薬品とされている医薬品は、どんなものであっても医師の処方せんが無ければ手に入れることができません。
これは、この医薬品の添付文書の中に、医師の処方せんにしたがって使用する旨が記載されていることからもわかります。

医師の処方せんには服用量と服用方法が記載されており、バイアグラを服用する際にはこれにしたがって服用しなければなりません。
バイアグラは使用にあたって注意すべき点が多い医薬品であり、添付文書には、硝酸剤の投与を受けている人や、心血管系障害や肝機能障害、低血圧症、高血圧症の人はこの医薬品を使用することができないことと、陰茎に構造上の欠陥がある人や別の勃起不全治療薬を服用している人、65歳以上の高齢者、降圧剤を使用している人などへの使用には注意を要することが記載されています。
事実、バイアグラが日本で認可される前には、個人輸入でこの医薬品を国外から取り寄せた人が用法・用量を確認せずに使用したために、重篤な副作用を発症する事例が多く報告されました。
バイアグラが日本で認可され、処方せん医薬品に指定されているのは、こうした事例が背景となっています。
なお、バイアグラの主成分であるシルデナフィルの成分特許は2014(平成26)年までで期限が切れ、日本国内でも後発医薬品が発売されるようになりましたが、これらについても処方せん医薬品となっており、市販されることはありません。